皆さんこんにちは。
ASD当事者の猿田ももかです。
前回はASDの特性や症状をおおまかにお伝えしました。
この記事では、
当事者として、大学で習っている作業療法士として
なぜASDは名前を呼ばれても反応をしない時があるのかというのをお伝えします。
名前を呼ばれても反応をしない時がある理由
①そもそもの問題
発達障害を抱えている私達は
そもそもがわかっていない事があります。
どういうことかというと・・・
・名前を呼ばれたら振り返ったり返事をする
という当たり前のことを知らない
もしくはどうすれば良いかわからない
皆さん「え?」と思ったでしょう。
そうなんです。
軽度やグレーゾーンでは
ここまでわかりやすい特性が出ない事もありますが、
この当たり前のことを知らない発達障害者は少なくはありません。
そしてこの当たり前のことを知らないから
名前を呼ばれても振り返ったり返事をしないのです。
②過集中
私の場合、先ほど述べた①はありませんが、
この②パターンが多いです。
過集中とはいわゆる
「一つのことに集中し過ぎて周りが見えなくなる現象」
です。
発達障害を抱えている私達は
そもそも同時並行が苦手です。
「一つの事には没頭できるんだけどな・・・」
っていう人は多いです。
私の場合、
例えば好きな音楽を聴いててそっちに集中して
呼ばれても呼んだ声が耳に入って来なくって
たまに気付かないことがあります。
この前も破かれた本の修復をずっとしていたら、
ADHDの仲の良い職員さんに
「過集中出てるよ!一緒に昼ごはん食べよう!」
って言われました。
対処法は?
①の場合は
反応があったらとにかく褒める。
それを繰り返しましょう。
人間は褒められる事によって成長します!
褒められ続ける事によって
「この行動が正しいんだ」
と理解し、するようになります。
②の場合は
過集中がでている時は肩を叩いて呼ぶなど、
わかりやすい声掛けをしましょう!
メモも効果的です!
以上になります。
ありがとうございました!